ポスト
故郷で「あんなこと」があって、買われて、生命を賭けることが「普通」になって、僕にはどうせ失うものは何も無いと思いながら、ここまで来たわけだけれど。 恩人も同僚も癖はあるけどいい人達だし、何より不器用で無愛想な「放っておかないでくれる人」がいる。 派手な格好をしていれば注意されて、
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何か言うたびに言い返されて、 ……僕が死にに行こうとするたびに、手を伸ばしてくれる人がいる。 そして――その度に、 “君がいなくなったら、僕は” と、漠然とした不安感と絶望感に襲われるんだ。 「いつもありがとう、🧂。でも危険を感じたら君は手を引くんだよ。君はただの協力者であって、