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いつでもやはり自分自身が自分自身の学説の反対者、不倶戴天の敵になりうるという意識的な誇りから生じた。──今彼は、断固とした党員、危険のない同志、援軍、伝令使、人目をひく従者であることを望む。彼は今、前方へ先駆けて飛ぶあらゆる精神がその中で生活する恐ろしい孤立にもはや全く耐えない。
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彼は今後尊敬や、共同体や、感動や愛などの諸対象で自分を囲む。彼は結局あらゆる宗教家たちのようにやはりいつか愉快にやろうと思い、自分が尊重するものを団体の中で祝おうとする。たんに団体をもつことのために彼は宗教を案出するであろう。このように賢明な老人は生きる。 (ニーチェ『曙光』542)