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するとこの「ゲーム」というのは、一種の饗宴ではないでしょうか? 書けない飲めない、出口の見えない不本意な時代=第二の青春に、友人たちが集まって役に立たない遊びに熱中する。 戦後、その一人がそれを作品化し、やがて亡くなる。 もしかすると、あの不本意な時代にこそ、何か「最高」のものが

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あったのかもしれない……という哀切感も、読んでいるうちに感じられてきます。 一方で、犯人当てというのはもし真面目に挑むならば、作者と読者との時間的距離を消す。 すなわち、読者はまたこれからこのゲームに新しいプレイヤーとして参加することもできる……。 そういうワイワイ感もあります。

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