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日本語での早い例として、箕作麟祥訳『泰西自然神教』(1874-76)に「神の恵みの〈資源〉はまさに無尽蔵だ」という趣旨の文語文があります。フレミングの原著を見ると、この〈資源〉に当たる語は‘the stores’(蓄え)です。明治初期に「資源」は「供給源」などの意味ですでに使われていました。

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飯間浩明@IIMA_Hiroaki

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明治初期の日本語の「資源」は何かの訳語とも、独自に作ったとも考えられます。いずれにせよ、resourceの訳語に示されるのは後で、1900年前後です。たとえば『新語学独案内』(1909)に〈Resource〔略〕富源、資源、資力〉とあります。だから、resourceの中国語訳が語源というのは時代が合いません。

飯間浩明@IIMA_Hiroaki

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