ポスト

……ブウウ――ンンン……ンンンン…… 青空文庫版「ドグラ・マグラ」(夢野久作)読了。大きな謎が謎のまま語られつつ、新たな謎が生まれてはその謎が解けていく。しかし、大きな謎は謎のままで――。読みやすいかと言われれば読みづらい。しかし、「大きな謎」が全てを引っ張っていく怪作。

メニューを開く

みんなのコメント

メニューを開く

そもそもこの物語のジャンルは何なのか?混沌とした印象の中心にある「遺稿」はかなり挑戦的というか、奇書と呼ばれるに相応しいもの。てんでバラバラに見えるそれぞれのパーツが、その実、結末へ向かうには必要なものという事実が恐ろしい。ゴチャゴチャしているようで最後に納得感は来る、と思う。

Yahoo!リアルタイム検索アプリ