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15.広告屋の息子は広告屋が大嫌いだった 電通にも呼ばれていたが仲間を食わせる事を優先した 何だかんだ家業は手伝い私を打ち合わせや接待に同席させて社会科見学をさせてくれていた 何より私を太らせたいという想いが強く大盛のつけ麺を毎日のように食わせてくれていたが私は太らない
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16.東京に戻っても私の精神状態は安定しなかった 数ヵ月研究をしては数ヵ月地元で静養し論文を読み漁るという大学院生活 研究内容も自ら実験をするというものからデータを読み解くという内容に変更されてしまう 当初私の研究に充てられた科研費は2000万 その殆どが無駄となってしまった