ポスト
「美味しいご飯のため?」 「まぁ、そういうことにしておいて」 片手を挙げて店員を呼んで"この子と同じものをお願い"と一言。掛けていたサングラスを抜くと、私の頭の上にそっと置いた。これまた高いやつなんだろうな。うまく差し込まれたから落ちる心配はなさそうだ。これも装飾品にカウントしよう。
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「あとで全部着けるからね、一つ残らず」 「上手くいくようにお祈りしておくよ」 残りのランチに手をつけたけれど、やっぱり1人で食べる時よりも美味しく感じた。ちょっと癪だから本人には言わない。彼のグラスに自分のグラスを勝手にぶつけてセルフ乾杯をすると、小さくグラスが鳴った。