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「次はあの教室だったな」「新入生向け講義ですね」そう聞こえてガッツポーズを抑えることはできませんでした。私の空いたままの時間割は、この教授と出会うためにそうなっていたのだと思いました。先程確認していたシラバスと新入生向けの講義のスケジュールから、教授は私の学部関連の講義を
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受け持っているのだと分かりましたし、何よりこの教授の隠されたポテンシャルに気付いてしまったからには、追いかけない手はないと思ったのです。教授はご自分の魅せ方をてんで分かっておられない。隣で教授の話を聞いている恐らく助手の人も気付いていからどこか事務的な対応をしているのだろう。
