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ずっと走り続けた。日が沈む前に行かなきゃって思いがすごくあって、走り出したのは昼だったけど気づいたらもう夕方になってて。急がなきゃ、急がなきゃ。日が沈む前に。何度も繰り返した。 新世界よりが流れ出す黄昏時に走ってやっと、たどりついた、僕の昔の家。そこが、全ての始まりの場所だった。

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「そこにいるよ!」ってその家を今管理してる三姉妹(こっちの世界の同僚さんだった)に指差されて、何年振りかに実家(僕からしたら知らない家だけど、夢の中の僕からしたら実家)のドアノブを握って、唾を飲み込むくらいの緊張を覚えながら

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