ポスト
ふと、祖父の妹のことを思い出した。 祖父の弟が重度自閉症だったため、面倒を見るために祖父の妹は自分の生涯を犠牲にした人だった。 今ならば障害者施設もあるが、明治時代には福祉もへったくれもなく身内の立場の弱いものに押し付けられたのだろう。
メニューを開くみんなのコメント
メニューを開く
私が高校生の頃その話を聞き、まだ存命であったため祖父の妹に会いたいとの旨伝えたのだが「身内だろうと誰とも会わない」と拒否された。 祖父の弟は60歳、妹は91歳でこの世を去った。 彼女の91年を思うと涙が出る。 一人の人生を簡単に踏みにじれる時代があったんだなと。