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正欲のときもそうだった。 えぐられる。 突き刺される。 刺々しい金平糖を、一気に丸呑みさせられたような、喉のつまりといがいがの不快感。 見透かされたような、暴かれたような、気まずさ。 自分は何か悪いことをしたのだろうか。 感想として、大きい感情は多分、悔しい、が正解。

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る@流@ruattoryu

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でも金平糖だから全くの異物でもなく、いつかは溶けて吸収される。何事もなかったかのように。 意味がわからないけど負けを認めざるを得ない、みたいな気持ちになってしまった。本に、負かされてしまった。 悔しい畜生!が感想になった本は初めてだと思う。 誰かにとっての誰かになんてなれないんだ。

る@流@ruattoryu

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