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『存立構造』単体で名著なのはいうまでもないけれど、第二編の〈内化と外化の基礎理論〉を読むと、後の見田宗介の理論展開のほぼ全てがここに、形を変えて折りたたまれているのがすごく良く判る。たとえば、〈内化〉という概念の見田特有の使い方など。

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『存立構造』段階では初期マルクスとサルトルを融解させながら〈内化〉の概念が再検討されていて、後続の『気流〜』にはそこにメルロ=ポンティが、後期の『現代社会の理論』にはそこにバタイユが加えられて、初期の〈内化〉概念は見田宗介の中で捨てられないまま再定義され続けていく。

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