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私は道長礼賛もない、という萩谷朴先生説(新潮日本古典集成)を支持しています。道長礼賛としてあげられる、「関白殿、黒戸より出させたまふとて」について、萩谷先生は問題となる定子様の「例の思ひ人」発言を「いつもの関白様(注・もちろん道隆のこと)びいきね」と訳し、注ではこう述べています。

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枕辺のフィロソフィー@makurabe_book

そんな少納言が枕草子に唯一書いた嘘が、道長礼賛だったとしたら全私が泣くのだけど、どうなんだろう(枕草子をいついつまでも、この世に残し続けるために、そこだけは嘘をつかないといけなかった…としたら、泣く)

みんなのコメント

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諸注は(中略)清少納言が道長のことを繰り返し話題にするのは、道長が清少納言の「好きな人」だからだと、中宮が作者をひやかされたものと解釈しているが、これは、甚しい誤解であり、(中略)道長が道隆に対して蹲踞(そんきょ)した事実を繰り返し話すのは、生前の道隆の威光を

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