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「……それで、さくらちゃん。生徒会と図書委員会で何か変わったことはなかったかしら？」 「図書委員会では、時折推薦図書を選出するそうです！ それを担当していたのが、被害者と白島会長だった、ということくらいですかね！」 「推薦図書ねえ」 「ほら、あの窓際においてあった箱ですよ！」
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廣瀬によれば、あの箱は開いている窓の下に置いてあり、被害者の下足痕も残っていたという。あの箱を踏み越えて下を覗き込んだのは間違いない。 「他の窓の下には背の高い本棚が置いてありましたから、窓を開けられるのはそこしかないんです！ 推薦図書が入った箱を踏んで下を見たわけですね！」
