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菩提女史との会話が、①主人公の人格の表現であり、②主人公の置かれる状況の説明であり、③今作の中心人物となる菩提女史の顔見せをしているのがいいですね。 ①に関しては、言葉や地の文に滲み出ています。庶民的ですが、色々なことによく気がつく、人が好きなやつです。
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また③について、ここでは菩提女史が立派な善人にしか見えないのがポイントですね。 その後場面転換を挟んで、彼女の不穏な面が語られるわけですが、先に主人公を通して菩提女史が語られていたからこそ、主人公と同じ気持ちでシーンを追うことができました。
