ポスト
死ねばどうなる、ということもないが、あちらさんとしても自分の神域に僕の死体を置いていかれても困るのだろう。僕の元には、日に三回人の訪れがあった。膳を運び、片付け、たまに身支度を整えくれるそれらは、神の従僕たちだった。
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羽を生やしたのもいれば、前足にふさふさとした毛を生やしたのもいた。男もいれば女もいて、男か女か分からないのもそれなりにいた。そう、僕の元に来るものたちは、いつもバラバラだった。うまく懐柔して自分の待遇改善を狙おうにも、これではうまくいくものもそもそもない。