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「この前、俺を庇って毒矢を受けてから目覚めないんだ」 「ちょっと見せて」 れーくんはその子の脈を図り、瞼や舌を確認する 「この毒なら知ってる、癒しの術と解毒剤の両方がいるんだ」 それだけ言うと、れーくんは黙ってしまった
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そういえば魔力欠乏症が治ると言ってなかったとアカィは思い出した 「ゴメン、僕、もう魔法が使えなくて……」 「そんな……」 「あーーー、それなんだが、れーくん?」 「アカィ?」 悔しそうな顔のれーくんと、絶望の顔のシンィチがアカィを振り返る 「実は、治らないっていうのは、嘘なんだ」