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御袖の氷もところせくおぼしめされて(『栄花物語』巻七「とりべ野」) 皇后宮定子が崩御、帝(一条)は悲しみに暮れる。「袖の氷」とは、その名の通り、袖を濡らした涙が凍ってできた氷で、悲しみに閉ざされた心をたとえて言う。

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春泥@v2l8vk3e

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「常の御幸にはかくやはありし」と思ひ出できこえさするにも、袖の氷隙なし。(『栄花物語』巻七「とりべ野」) 東三条三条院崩御、人々は悲しみに暮れる。涙で濡れた袖には絶えず一面に氷が張りつめている。「隙なし」は、絶えず氷の張るのと、一面に張りつめているのとを掛けた。

春泥@v2l8vk3e

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