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「サムー、英語の教科書貸してー」 「ふざけんなクソツム昨日からお前が持っとる」 休み時間の度に会いに来る金髪。少しは弟離れせぇと思うだけ、言わない言えない。 オサムから1文字抜いただけのそれがやけに魅力的に聞こえ始めたのはいつからだろう。彼らの間だけでしか許されていない気がする

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アンリ@Anri_DD

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呼び名。部活の仲間だって呼んでない。 …でもスナくんたちは、オサムの大事なところ牛耳ってるし。私、彼女だし、……1回だけ、いいよね。気づかれないかもだし。 「……サム、」 ぎゅんって、4つのタレ目がこちらを向く。銀髪がこちらを射抜いて離さない。 「……い、ねぇ、今日」

アンリ@Anri_DD

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