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ロマン性が表出した演奏会を聴いたことがないような気がする。特に後半のその指揮振りを観ながら思ったのは、オーケストラを統率しようとする衝動にいい意味での緩みが生じているで、それが、東京都交響楽団のパワフルな合奏能力と相俟って、普段とくらべても格段にスケイルの大きい音楽を生み出すこと

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に成功していた。 「今日の都響はけっこう荒れているな」とも思ったのだが(特にホルンに「事故」が多発していた)、過剰に統率された整然とした音楽を聴かされるよりは各段にたのしいものだ。 また、個人的には、この作品に秘められた魅力をあたらしく教えられた演奏でもあった。

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