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ジリジリと燻る灰は新たな餌を求めて、ラグを噛み拡げていく。本当ならよい匂いとはとても言えないその燻った煙が、懐かしく鼻孔を刺激した。そして記憶が、失われたと思っていたものが、鮮明に蘇る。片頬をあげ皮肉に笑う口元、ソウルを撫でるような低い笑い声、いつも唐突に触れてくる大きな手……

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