『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』読了 たいへんに重い話で、読むのを中断しながら随分かかってしまった この重さは緻密なドキュメンタリーのような人間的な重さであって、SF的な話の重さとかではない 素直に楽しい種類の話ではなくて、これに日本SF大賞渡したのは英断なのかもしれない
メニューを開く介護の話が多くて本当に読んでいてしんどいのだけど、そこにも身体性や根源的な人間性を問う視点は興味深いし、終盤のダンスシーンは圧巻だった そんなのどうやって書くんだと思って読んでたけど本当に書いていた こんなの書けるんだな、みたいな素朴な感想しか出てこない