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急進テロリストが夏目俊二、二人の間で揺れる若侍が市川雷蔵。オールスタア大作映画にも関わらず、この映画の中で顔を持つ男はこの長州の三人で、後の男たちは顔を持たない群衆に過ぎない。そのことで制御できない時代の奔流と個ではなく群れとして動く血走った男たちの恐ろしさがよく表現されている。

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三隅炎雄@H_Misumi

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男同士で群れるのを嫌い、女と一緒にいることを選んだ半平太は、攘夷か開国か、長州の内ゲバで粛清される。長谷川半平太が、自らの生き方を市川雷蔵に託すようにして息を引き取り、映画は閉じる。

三隅炎雄@H_Misumi

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