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「話せば長くなるのですが、それよりも晩吟、貴方こそここで何をされているのですか?」 「あー・・・・・・色々あってな」 江晩吟がちらりと屋敷の方に目線を向ける。藍曦臣もそちらに目を向けると、艶やかな衣に身を包んだ美しい女が、芝居でも見てるかのように愉しそうな表情でこちらを見ている。→

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さんさん@3cqlmd

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この美女が江晩吟と噂されている女であることに間違いないだろう。美女は藍曦臣を足の先から頭までじっくりと眺めると厚く膨れた紅い唇を吊り上げ、くすりと笑う。 「晩吟よ、立ち話も何だろう。屋敷の中で話をすれば良いではないか」 水気を含んだ艶やかな女の声は若々しいが成熟したものを感じる。→

さんさん@3cqlmd

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