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ギョーム・ブラックの「宝島」を見た。いわゆる社会問題や皆が注目する場所や組織、人物、出来事…そういう映画を撮る意味や意義の確かな題材ではなく「パリ郊外ののどかな行楽地にカメラをもちこんでドキュメンタリーを作ろう」という大胆な心意気がすげぇ。いくら「ヴァカンス映画」の作家とはいえ…
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この映画の舞台となった公園側の協力をとりつけるのも簡単じゃないと思った。脚本がないし、撮影も短期で済むわけがないから。たとえ、公園が許可しても、結果的に出演者となる行楽客はきっと無償協力だろうし。撮影の準備を想像すると、こんな不確定要素が多い企画、よくやったなぁと感心した。
