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私がいつも座るビーズクッションを片づけてしまった。え…?座れと言いながら座る場所がないよ…? 戸惑っているうちに七さんがソファに腰かけて手招く。「ご機嫌を取るなら、膝に座るくらいしたらどうです」 ――膝???膝って…どうやって????と思いつつ、近づいていくと腕を取られた。
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促されるままに、彼の膝をまたぐようにして腰を下ろすことになる。普段は頭上にある七さんの顔と向かいあい、目線が同じになる。同時に強めに抱きしめられて、ぴったり彼の身体に密着した。 「――貴女、明日誕生日なんでしょう」