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「駄目だ。〝父さん〟」 再び地中から生えてきたネウロイの一部はティフの声にベアトを刺し貫く直前で動きを止める。引き金を引けず殺されもしなかった事に絶望し泣き崩れるベアト。彼女のしくじりをカバーしようとやってきた残党たちは皆黒い棘に串刺しにされて死に、墓地には暫しの沈黙が戻った。
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いっそ殺せ!喚くベアトの下で沈黙を貫くティフ。彼女が戦意を喪失するのを見届けて立ち上がり、「君を死なせはしない。わたしは君に生きていて欲しい。たとえ君がそれを望まなくても」と言い残して去っていく。やがて異変に気付いた軍の人間たちが駆けつけるまで、ベアトはひとり墓場で放心していた。