ポスト
ドラロナ、常識改変 気が付くと、あの砂のことを目で追うようになっていた。 気が付くと、あの砂の声がどんな喧騒の中でも聞こえるようになっていた。 気が付くと、あの砂の姿を人ごみから見付けるのが上手くなっていた。 気が付くと、あの砂の作った物を一番美味しいと思うようになっていた。
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そんな「気が付くと」が重なり合い俺は一つの仮説に辿り着く…… 「ってことで常識改変系の催眠にかかってないか調べろクソ犬仮面」 「……不治の病だな、帰れ愚物め」 「マジか…余命どのくらいだ？」 「知るかそんなこと」 「……3日くらいあればいいんだけどな」 「…………恋だ」 「コイ…？」
