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瞳を覗き込む俺が魔法石に映る。壮年の冒険者が腰の剣を抜きもせずにポカンとしていた。 満足な光源もない遺跡の中で自分の姿が、まるで磨かれた鏡のようにはっきり映っていることに僅かな違和感を感じる。 されど吸い込まれそうな黒い石から意識が外せず、次第に違和感は思考と共に薄らいで消えていく

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ルド@MRDはいいぞ@RudoAt

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瞳に壮年の冒険者が映る。ソレは一瞬ぐらつくと力なく床に倒れ伏した。 その姿を見下ろしながら、オレは石の尻尾に積もった埃を振り払い踵を返す。 そうだ、先を急がねば。主に命じられた警護の任を果たすのだ。 暗闇を見通す自慢の紅い瞳を輝かせて、オレは使命を果たすべく遺跡の奥へと足を進めた

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