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そしてコロナ禍を経て2022年8月6日のヒロシマに「僕」とジュリオは降ら立つ。その間世界は、気候変動、テロ、#MeToo運動、核の脅威、パンデミックと激動しており、個人の小さな問題と世界規模の大きな問題が複雑に交錯していた。ナガサキでの慰霊式で直接会った被爆者タナカ・テルミを見て 5/n→

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「僕」は(以前リモートでインタビューを行った話を振り返り)、 ひとはたったひとりの男の子の物語を通じて全人類の運命を嘆くことができる。(p341) と感極まる。 2015年から2022年までの「僕」の混迷の旅路を赤裸々に(ほんとうに)提示することで、読者に共に考えることを要請する、6/n→

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