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尖閣諸島は南西諸島の一部としてアメリカの施政権下に置かれたが、一九七二年(昭和四七)沖縄の返還に伴って日本領土に復帰した。ところが、これよりすこし前に行われた学術調査の結果、周辺の大陸棚に石油資源が埋蔵されている可能性のあることが指摘されてから、尖閣諸島は俄然(かぜん)中国側の
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関心をひくことになり、一九七一年以来、中国と台湾の双方が自国領であると主張している。七八年に中国漁船による領海侵犯事件が起こったが、その後、尖閣諸島の帰属問題は、中国政府の意向により、棚上げの状態にある。中国による領有権主張の根拠は、中国・琉球(りゅうきゅう)間の航海に関する