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彼は代々受け継がれた懐中時計を海に投げ捨てた。定められた軌道を歩む人生に終止符を打ち、新たに金の腕時計を腕に巻く。過去を深い蒼の海に委ねながら、未来への一歩を踏み出す決意を新たにする。彼の新しい時計は、停止していた懐中時計の時を引き継ぎ、時間を刻み始めた。
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私は捨てた方の懐中時計しか目に入っていませんでしたが金の時計してますね! 金の新しい時計と対比させて、決められた人生から自分の人生を選択するというストーリーを作り上げる読みの深さ!!! もう素直に読んでいて面白いです☺️ はやてさん、素晴らしい物語をありがとうございます!