ポスト
オリオン・クラウタウ『隠された聖徳太子 近現代日本の偽史とオカルト文化』(ちくま新書、2024年)、まだ「序章」しか読んでいないが、面白い。序章では『東日流外三郡誌』と古田武彦に触れた後、『隠された十字架』に代表される梅原猛の著作を「偽史」とカテゴリーしている。
メニューを開くみんなのコメント
メニューを開く
オリオン・クラウタウ氏は、「学界では全く支持されない、史料的な根拠もない異説を唱えながらも、最終的には学界で一定の成功を遂げた人物」と梅原猛を評する。梅原については第三章で詳しく取り上げられるそうだが、確かに梅原は、「聖徳太子を始めとする人物についての妄説と言えるような主張を