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「もう、置いていかないでね」 「もちろん」 「ぜったい、ぜったいよ?」 「ふふ、うん」  甘えるように、すり、と首元に顔を擦り寄せてやれば、彼は満足気に笑い、そうして私にキスの雨を降らす。  どうかこの雨だけは止まないでと願いを込めて、私はそっとまぶたを下ろしたのだった。

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みんなのコメント

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寄り道の多すぎた恋だったけれど、ようやく成就させることができたね。もう回り道なんてしないで、試すようなことしないで。ただただ、ずっと私の傍にいるのだと、⋯今日の約束を決して嘘にしたらダメだからね。 「大好き!」 「私もだよ。⋯言い飽きて、聞き飽きるくらい、伝えあおうね」

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