ポスト

すると娘は顔を真っ赤にして若旦那の袖を引っ張ります。 「何よ、若旦那。知り合いなの?お友だち?あんたが女以外と仲良く外を出歩くなんてビックリよ!」 「お春、それは言い過ぎだろう…」 「今度じっくり教えてちょうだい、それにたまにはわたしの相手もしてよ!じゃあ!今日は用事があるから…」

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LYRA(リラ)@LYRIAN724

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お春と呼ばれた娘は二人に手を振りながら人混みへと消えて行きました。 「まるで椿のような人だね」 見送りながら狐がそっと呟きました。 「アレは椿というより嵐だろう」 「明るくて華やかで…」 「ヘンリー」 若旦那が狐の背を軽く叩きました。 「もう、茶屋に帰らないか?」

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