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小麦粉がダマにならないよう牛乳を加える時に」 「なあ」 「う、え?な、なんだね?」 気づけば背後の読ロ君。 腕はするりと黒エプロンのほっそい腰に背後から回っており、しっかりそのままホールドを決めている。俯きがちな顔は読ドちの左肩あたりに乗せ、手元を覗き込むようにやんわりと圧をかけた。

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「俺も味見してえ」 「あ、味見?で、でもシチューはまだ今から煮込みが」 「シチューじゃねえよ」 「え?」 「コッチだコッチ」 それに何をと聞き返す間もなく、読ロの指先がひょいと読ドの細い顎を掬って持ち上げた。 「!!?」 そのままぐいと後ろを向かせ、有無を言わせず引き寄せるその瞬間。

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