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この降水量と高原・山麓という地形が、北メソポタミアを「肥沃な三日月地帯」と呼ばれる地域にしたのである。 これに対して南メソポタミアでは、厳しい気候条件のもとで農耕を行うには少なくとも年間8ヶ月近くを雨水に頼ることができず、人工灌漑によるしかなかった。

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このため、周辺の丘陵地帯や、より降雨量の多いアンティ・タウロス山脈の南斜面では、紀元前1万年頃から農耕が開始されていたが、メソポタミアの中核部で農耕が行われるようになるのは、灌漑施設が整備される紀元前5000年紀に入ってからである。

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