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この灌漑施設は、農耕不能の8ヶ月間だけなく、不規則な降雨期にも対応できる年間を通じての灌漑として整備されたため、農業生産量は雨水頼みの耕作地域が必要とする量を凌駕することになる。 このことがメソポタミアに余剰農産物をもたらす原因となった。

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農耕という、当時最大、最新の生産活動にとっての自然条件が不適格な地域であったからこそ、その困難な条件を克服する工夫によって適格地以上の生産を可能にしたのであり、その意味では後進性ゆえの先進性とみなすことができる。 青柳正規『人類文明の黎明と暮れ方』講談社 2009

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