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空中で足をバタつかせながら、広場の奥で屏風のように立っている岩壁を指差した。高さ10メートル幅20メートルの滝が、巨大な銀色のスクリーンのように、シズシズと流れ落ちる垂直の壁を見上げ、氷堂が感動に声を震わせた。 「う、美しい……」 思わずロンロン婆の襟首を離した氷堂が、

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安来太郎@NK3HSU0tJNeLyUt

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我を忘れたような足取りで、ニライカナイ滝に近づいた。 「た、祟りがあるぞ……」 ドサリと音を立てて、地べたに落下したロンロン婆があえぎながら言った。 「その滝は、神々が降臨する神聖な場所。我らウチナンチューでも滅多に足を踏み入れぬ聖域であるのに、ましてや異国の民である

安来太郎@NK3HSU0tJNeLyUt

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