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「その指輪、呪いの指輪では無かったんですけどね。私の執念が乗り移って、呪いの指輪になってしまったのでしょうね」 「良い話なのかホラーなのか分かりませんな…」 随分間の抜けた種明かしだ。 「気味が悪いでしょう、そんな指輪。渡してください。解呪して、お前には新しい指輪を贈りますから」

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きあん@stibnite223

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そう言って続いた言葉は、少しだけ不安に揺れていた。 「もしお前が……まだ、私と一緒にいたいと思ってくれるなら」 「……返しませんよ」 アイスブルーの輝きが指に輝いている。返せる訳ない、呪われた指輪の正体を知ってしまったのだから。

きあん@stibnite223

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