ポスト

久しぶりに森茉莉『貧乏サヴァラン』を読んでいる。一番最初に読んだのがいつかは忘れちゃったけど、彼女の〈贅沢な精神〉にはかなり影響を受けている。 濃い黄色(ハヴァナ葉巻のリボンの色)のタオル、濃い薔薇色のベビイ石鹸と黒褐色透明の蜂蜜石鹸… うっとりの描写なのです。

メニューを開く

みんなのコメント

メニューを開く

ともかくこのようにして二回入浴し、酷く暑い時、オオ・ドゥ・コロオニュ入りの水で拭いていれば、汗というものが、昔のように吸入器の透明な褐色のコップに入っていた、微かに塩味がし、酒精の匂いがする蒸溜水の程度になっていて、それがマリアにとって豪華旅行以上の贅沢である。

人気ポスト

もっと見る
Yahoo!リアルタイム検索アプリ