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1 「さあ、時間だ」 イサミがそう告げた。腕を広げる、どちらからともなく。 「どうしても行かなければならない?」 俺が彼の温かいうなじに鼻先を当てながら訊くと、 「しょうがねえだろ」 と彼が答える。 「俺だってここに居たかったよ」

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24(仁志義吉)@re24turn

#イラストを投げ文字書きが引用rtでssを勝手に添える スミイサ……文字大好きなので来たら大変喜びます……🙏

レイチェルっ子@amazing_rachell

みんなのコメント

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6 「They will find the streets are guarded By United States Marines.」 おわり!

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5. イサミ、覚えておいて。 君が見上げる頭上にHeavenはあるって。 そして俺も忘れない。俺の上にも、君が見上げたのと同じHeavenがあるって。 「Ever look on Heaven's scenes,」 イサミがその歌に合わせて歌ってくれた。 歌、終わるな。終わるな……

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4 モンテズマの間から、トリポリの海岸まで 我らは祖国のために…… 歌い出した。 その祖国へ、俺の祖国へ、飛び立つまでの短い時間だけ。 遠くの雪の降る北国で 日のふりそそぐ南国で…… ぐす、とイサミが俺の肩の上で鼻を鳴らす。

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3. もう行かなくちゃ。 「イサミ、俺が唯一歌詞を見ないで全部歌える歌があるんだ。最後だから……最後まで聴いてくれる?」 俺は涙をこらえながらその空を見上げた。 「聴かせてくれ」 ああ、別れの瞬間まで君は優しい。 息を大きく吸った。 上擦る歌で、調子っぱずれの歌を。

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2. 「また会おうな。スミス」 彼の声が震えている。  でもお前だってこうしていたいだろ?  少しでも、長く。  俺は空を見上げた。今にも雪が降りそうな重たい銀色の雲が覆っている。  冷え切った指先が震えて。  少しでも温もりがほしいはずだ。お前だって。でも。

レイチェルっ子@amazing_rachell

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