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子どもには怪我もなく、すぐ母親に預けるが狂じは頭から血を流す聡みを見て見たことない顔で抱き寄せると、車に乗せて事務所の近くの病院に連れていく。 頭は異常無かったが右手首を骨折していて足も捻挫しており生活に支障がでるからと、「俺に世話させてくれへん?」と申し出る狂じ。

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聡みは一度は断るが、熱心な様子に「治るまでなら」と頷いてしまう。 長期休みに入っていて、親にはもう東京に戻ったと伝えた。聡みは初めて入った狂じの部屋で、献身的なケアを受ける。初めて二人で穏やかな時間を過ごし、いつもより距離が近いことに喜ぶ聡み。

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