ポスト
あぐらの状態で座り込んだまま、足元の砂をひと粒ひと粒数えていた。ジーンズ越しに感じる感触は不快で、温度も冷たく、そろそろ立ち上がろうと思っていた頃だ。 足音が聞こえて少し身構える。しかしすぐ聞き覚えのある声で名を呼ばれた。 振り返らず顔だけ上げる。
メニューを開くあぐらの状態で座り込んだまま、足元の砂をひと粒ひと粒数えていた。ジーンズ越しに感じる感触は不快で、温度も冷たく、そろそろ立ち上がろうと思っていた頃だ。 足音が聞こえて少し身構える。しかしすぐ聞き覚えのある声で名を呼ばれた。 振り返らず顔だけ上げる。
メニューを開く