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難民キャンプ出身で考古学を学ぶヌールは、エルサレムで観光ガイドとして働き、英語とヘブライ語に堪能。ある日、偶然イスラエルIDを手に入れたことで、イスラエル人になりすまし、キブツでの考古学調査に参加することを思い立つ。そこで自身のアイデンティティや修正された歴史と向き合うことになる。

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アラビア単語道場@makach_menha

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本作は刑務所文学ではなく、抵抗運動の戦士の物語でもない。主人公はマグダラのマリアについての歴史小説を書きたい、その為の調査をしたいという非常に個人的な動機のみで動く。そこが逆に新鮮で面白かった。イスラエル国籍アラブ人の女性と難民である主人公の立場の違いと葛藤の描き方も見事だった。

アラビア単語道場@makach_menha

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