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マグカップのふちに光が身を寄せている。雪山の尾根で吹雪に耐えているようないじらしさ。彼らは希望を絶やさずに生きて帰るぞと励まし合っている。 ココア色の雪崩。あたたかなそれが喉を通る頃にはもう、そこに誰かいるのではと想像したことさえ忘れた。 「ねえ」

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かなやみ@knym2nd

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