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漏れる。「答えろ」そう言うとワスはより目を見開き「……ごめ…っ、なさ…」と段々息が浅くなる。オタも流石にその様子に掴んでいた手を緩めるとワスとバチっと目が合う。 「……父さん…」 その言葉に心がざわついた。弟が、ワスが、自分を通して別の人間を映していることに。

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微糖@Kabe_oO0

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オタはワスの後頭部に手を添えて無理やり自分の肩口にポスっと顔を埋めさせる。ワスもようやく我に返り「兄さ…」と溢す。「すまない。お前にそんな顔をさせたい訳じゃない」と素直に謝ると「嫌なら、怖いなら私を見なくていい」と続ける。 オタはただ目が合わない事が寂しかっただけ。だけどそれが

微糖@Kabe_oO0

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