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人の理に置換するなら、任侠的な義理事、と呼べる関係を、書面も言葉もなく阿吽の呼吸と立ち振舞いのみで詩情に、雄弁に、大きく語る二体の姿には、怪獣サイズの、人間には不可なスケールの男〈漢〉の浪漫が迸ってる。メカゴジラ介入あれど、やはり『ゴジラ VS コング』はこの二体の為の映画だったよ。
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「ステゴロ」なんて言葉が死んだ現代、喧嘩の先にある男同士の泥臭い腹割った関係は時代に殺されかかってる中、人間を怪獣に置き換え抜け道示し突破口としたのは、怪獣映画の構造的面白さ故よね。人間の任侠物は痺れるが怪獣で同じことやっても様になる理由は、俺達が怪獣に惹かれる理由と通底してる。
