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田辺聖子さんの『むかし・あけぼの 小説枕草子』読了。人生とは愛するものを自らの眼で見定め、そうと決めたら徹底的に愛し抜くことなのかなとふと思った。たとえそれがどんなに哀しい結末であろうと、本当に愛し抜けたならそこには"堪能し尽くした"という切なくも感慨深い充足感が残るのではないかと
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清少納言という人は(田辺さんのまなざしを通した姿だけれども)好きや嫌いや愛するもの、疎ましいもの、全てを丹念に味わい尽くし、時にはこき下ろし(なかなか辛辣で正直苦笑いな時もあったけど)しかしながらそれも含め人生を全て愛し抜いて"ご馳走様"と晴れ晴れと世を去った人である気がした