ポスト

ミョウジがいた。誰が彼女に近づいても、耳に挿したままのイヤホンを外す仕草もない。かわりに愛想のある笑みを浮かべながら、小さな会釈だけをしてあしらいながら歩みを進めている。いつも通りですが何かと言わんばかりの様相に、これもまた踏み込ませないと言わせる所以なのだろうと理解する。

メニューを開く

急須@9thtea

みんなのコメント

メニューを開く

オサムが昨日彼女に見たあどけなさはそこになく、だからといって好奇心や野次馬的根性を隠さない視線を煩わしそうにする素振りもない。どこまでも通常運転の彼女がいた。 「なんか俺たちが想像してた以上に大丈夫そうだね」 「せやな」 スナの言う通り、特に困った様子のないミョウジの姿に安堵する。

急須@9thtea

人気ポスト

もっと見る
Yahoo!リアルタイム検索アプリ